DAY DREAM
DAY DREAM / Mutsuhiko Izumi
初出:GF4th/3rd(ⅡDX:20 tricoro)
BPM:80-300
SP ☆5/☆10/☆12
DP ☆6/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
初出はGF4th&dm3rdのENCORE STAGE楽曲であり、ⅡDXには20 tricoroのLIMIT BURST(EXTRA STAGE専用曲)枠で移植された。
何故かアリーナモードではSPNを投げるのが流行っており、ソフラン対策が完璧だとしても不規則なリズムに苦しめられて負けるというのが起こりうる譜面となっている。
人によって鍵盤でのHS値調整だったり、SUD+の付け外しだったり、皿チョンだったりと大きく異なるので、自分のプレイスタイルに合わせて最適解を探そう。
BPMの推移
80→300→170→90→170
丁度2倍であったり半分であったりする箇所がどこにもない為、暗算で緑数字を計算しようとしても結構難しい。
メインBPMは170なので、そこに緑数字を合わせていく必要があり、覚えるかメモをして身構えることになる。
また、BPM300になるタイミングと、170に落ちるタイミングは画像の通り。
300に加速するのはノーツの位置からではなく小節線上からである事に注意。
そしてオレンジ丸で囲った僅かな時間でギアチェンを行う事になる。
本記事はBPM80→300→170の過程でどう対処するかだけを考察します。
170→90→170に関しては、鍵盤でHS値を上げ下げするか、脳死で皿チョンするか、何も弄らないかのどれかでしかないので。
ただしノーマルハイスピードを使っている場合は曲中でのHS上げ下げは厳禁です。HS値が壊れてしまいます。
1.【FHS】全部脳死皿チョン(オススメ度★☆☆☆☆)
ギアチェンの回数を覚えてこなかった人、何も考えたくない人はこれで行きましょう。
相応の大量の取り零しが発生するが、全箇所で適正緑数字プレイが可能なのでストレスは低め。ハードやEXHは100%不可能。
2.【CHS、NHS】SUD+の付け外し(オススメ度★★★☆☆)
Rootageで採用されたノーマルハイスピード(20段階調整のアレ)か、HEROIC VERSEで復活したクラシックハイスピード(HS1.00とかHS2.25とかのアレ)を使い、昔ながらの早い時はSUD+を外し、遅くなる時にSUD+を付け直すアレ。
DAY DREAMではBPM300に加速する直前でSUD+を外し、BPM170に落ちる直前でSUD+を付け直す。
BPM300時では、SUD+とLIFTどちらも使っていない状態だとしてもHS2.00(緑292)か、HS2.25(緑259)が使える最大のHS値になる為、BPM170で適正緑数字になるようSUD+を降ろすとなるとLIFTなしでは白数字が400前後になってしまう。
普段からSUD+を深めに下ろしている人には問題はないが、そうでない人は普段より目線が大きくズレてしまい、スコアが取りづらくなるだろう。
SUD+をただ付けたり外したりするだけなので、練習すればロスを出さずに対処できるようになるというメリットがある。
勿論BPM300地帯をSUD+なしで見切る必要があるので、目線の移動に難が出るデメリットもある。
3.【FHS】鍵盤でHS値を上げ下げして調整(オススメ度★★★★★)
BPM300、170で使用するHS値を予め決めておき、各BPMに合わせたHS値を鍵盤で都度調整するというもの。
やり方自体は上記1文そのままなのでかなりシンプル。
この方法だとSUD+を常時付けたままプレイができ、目線が大きく変わるといった事がなくプレイし易くなるが、先述通り予め自分に合う設定を探し、メモする必要がある。ギアチェンの回数覚えてきたか
参考例として、鍵盤でHS値を調整した際のBPM300とBPM170とで緑数字の誤差が最小となるHS設定は下記表の通り。
BPM300時のHS値 | 叩く黒鍵数 | BPM170時のHS値 |
---|---|---|
0.65 | 1回 | 1.15 |
1.31 | 2回 | 2.31 |
1.96 | 3回 | 3.46 |
FHSを使用する以上、最初はBPM80に合った高いHS値が自動でセットされている。
その為、BPM300になる前にHS値を白鍵で調整しなければならないのだが、FHSの特性上鍵盤でのHS値調整は0.5刻みになる点は注意が必要。
※例:BPM300時のHSを1.31で採用。且つ、適正緑数字を300とした場合
⇛開始時のHS値は鍵盤で調整できるHS4.81(緑307)に設定。BPM300になる前に白鍵を7回叩きHS1.31(緑数字300)に落とし、BPM170に下がる際に黒鍵を2回叩きHS2.31(緑数字299)に上げる。
そして必ずしも上記表の値にする必要はなく、BPM170さえ適正緑数字にできればよいので、多少HS値を調整してSUD+位置を動かす事も可。
その場合当然ながらBPM300時の緑数字も多少増減する。
※例:HS1.31ではSUD+位置が普段より高い為、HS1.20を採用。且つ、適正緑数字を300とした場合
⇛開始時のHS値は鍵盤で調整できるHS4.70(緑298)に設定。BPM300になる前に白鍵を7回叩きHS1.20(緑数字312)に落とす、BPM170に下がる際に黒鍵を2回叩きHS2.20(緑300)に上げる。
3の結論
この手法を使う場合、下記3つを覚える必要がある。特に①が重要。
①開始前にセットする緑数字と、HS値(あるいは白数字)
②BPM300時のHS値(あるいは叩く白鍵の回数)
③BPM170になる前に叩く黒鍵の回数
先程の表の値を利用するのも良し、2つ紹介した例の値を丸パクリするのも弄るのも良し、各々試行錯誤していこう。
4.【FHS】緑数字を低く設定し、BPM170に下がる前に皿チョンする(オススメ度★★★★☆)
曲開始前にFHSでセットする緑数字値を敢えて小さく設定し、BPM300から170に下がる前に皿チョンした結果BPM170が適正緑数字になるよう調整する方法。
具体例として、開始前にFHSで緑数字を170でセットしておき、その後BPM80、300が処理できる程度に白鍵を沢山叩きHS値を落とす。
そしてBPM300の終わり際に皿チョンを行うとその時点では緑数字は170になるが、その直後のBPM170に落ちた時の緑数字が300になる。
要は、最初にセットした緑数字の約1.76倍の値がBPM170時の緑数字となる訳ですね。
緑数字の設定後、白鍵によるHS調整が忙しい為比較的面倒ではあるが、この手法最大のメリットとしてSUD+の位置を(例外を除き)任意の場所に設定してよいという事。
そして最大のデメリットとして、上記例外に当てはまる環境の場合この手法が使えないという事と、皿チョンをミスると一切のリカバリーが効かないという事の2点がある。
メリットは見たままなので割愛。デメリットを解説する。
デメリット①
「SUD+位置を任意の場所に設定してよい」の例外というのは、普段のSUD+の位置が比較的高め、適正緑数字が比較的小さい場合です。該当すればする程使える可能性が下がり、逆にLIFTを使っていたり緑数字が大きい場合は使える可能性が上がる。
この手法は、開始時のBPM80の時から緑数字を極端に小さく設定するというのが大きな特徴で、この設定時点でHSの値が10.0になって頭打ちとなり、本来予定していた緑数字がセットできなくなるという事態が発生し得る。
適正緑数字300を例に上げると、開始時緑数字170にセットする段階で白数字が224を下回った時点でHS値が10.00になる。
適正緑数字が280であれば、緑数字159にセットする段階で白数字が273を下回った時点でHS値が10.00になる。
LIFTを使っている場合はその値分上記の白数字の猶予が広くなるが、該当する人はこの時点でこの手法の選択肢はなくなるので、残念ながら他の方法を使いましょう。
逆に言えばSUD+を深めに下ろしている人であれば使える可能性は高いので、もう一つのデメリットをご覧下さい。
デメリット②
「皿チョンをミスると一切のリカバリーが効かない」というのは、BPM300で皿チョンするはずが間に合わずBPM170での皿チョンになってしまったというパターン。
当然BPM170で緑数字がそれはもう低い状態になってしまうので超高速スクロールうんちっちゲームが始まる。
焦って白鍵でHS値の再調整に入っても普段の緑数字に近い設定が見つかる可能性は低く、FHSの設定そのものを沢山のノーツを見過ごしながら行わなければならない。アリーナでやらかしたら練習するかトイレに行きましょう。
4の結論
SUD+そんなに高くない且つ皿チョンに自信ニキにはオススメ。SUD+の場所が任意なのは非常に強みな方法です。
参考動画
アリーナで投げられがちなSPN。BEATNIK氏の4個落ち(正規)
2番目のSUD+付け外しで対処するDOLCE.氏
3番目の手法を緑数字設定の計算式まで載せて詳しく解説しているno4xtk氏の動画
4番目の皿チョン解説動画
DAY DREAMといえば紅茶氏