シャムシールの舞
シャムシールの舞 / ゼクトバッハ
初出:pop'n music 14 FEVER! (ⅡDX:27 HEROIC VERSE)
BPM:100-155
SP ☆4/☆8/☆11
DP ☆4/☆8/☆11
譜面 SPA(1P/2P) DPA
初出はポップン14 FEVERで、ⅡDXには毎週!いちかの超BEMANIラッシュ2020の、ののラッシュで移植収録。
序盤がBPM100でその後BPM155に加速、終盤で155→150→142→134と徐々にBPMが落ちていく。
序盤の加速前と、終盤のBPM134に落ちてしばらくした箇所で猶予があり、そこでギアチェンが可能。後者は短め。
序盤はここ
終盤はここ
両方ギアチェンするか片方だけするかは好み。
1.【共通】曲開始前に緑数字をBPM155に合わせるだけ オススメ度★★★☆☆
基本はこれでOK。
序盤のBPM100と終盤のBPM134が遅めでプレイする事になる点と、緑数字を低く設定している関係で皿チョンが使えない点に注意。
2.【CHSorFHS】緑数字をBPM155に合わせ、序盤と終盤は鍵盤ギアチェンでHS値を調整 オススメ度★★★★☆
緑数字はBPM155に合わせるが、曲中のHS調整もしっかりやりたい人向け。
こちらはギアチェン箇所で鍵盤によるHS値調整を行い、緑数字をなるべく適正値に近づけるというもので、CHSかFHSの選択になる。
序盤は2.00→3.00→2.00や3.00→4.50→3.00等でいいが、終盤の鍵盤ギアチェンではFHSだと2.00→2.50や2.50→3.00のように0.50刻みになる関係で、HS値が上がりすぎてしまう場合がある。
その為、遅めのHS値を使用していて且つ終盤もしっかりギアチェンを使いたいのであればCHSの0.25上げで調整する事になる。
(補足:ちなみにFHSではHS3.19→3.69で調整するとBPM155と調整後のBPM134とで緑数字が同じになる)
CHSで調整する場合、使える設定は下記の4パターン。
BPM100時のHS値 | BPM155時のHS値 | BPM134時のHS値 |
---|---|---|
4.00 | 2.75 | 3.00 |
3.75 | 2.50 | 2.75 |
3.50 | 2.25 | 2.50 |
3.00 | 2.00 | 2.25 |
これらより手順は、
①【曲開始前】CHSは上記表の中央列から使いたいHS値を選択し、その値でBPM155が適正緑数字となるようSUD+位置を調整。FHS使用時は普段通りBPM155で適正緑数字にさせ、SUD+を普段の位置に置く。
②【曲開始前】CHSは使用したHS値に対応した表の左列のHS値に黒鍵で上げる。FHS使用時はBPM100時の緑数字が普段の値に近くなるようHS値を黒鍵で上げる
③【BPM155へ加速前】上げた分のHSを白鍵で戻す
④【終盤のBPM134】隙間で黒鍵1個分HSを上げる
となる。
見て分かるようにCHS使用時はBPM155へ加速する前に叩く白鍵数が非常に多く、叩く回数を間違えてしまう可能性はある。
それか、BPM100は遅いままでいいがBPM134のギアチェンだけは使いたいといった場合は開始前の緑数字調整と最後のHS上げだけで済む為、それならCHSでも手間が楽。
3.【FHS】何も調整せず皿チョンでゴリ押し オススメ度★★★★☆
ロスが発生するのはBPM100からBPM155に加速する瞬間だけで、見逃すノーツ数も3,4ノーツ程度で済む。
当然フルコンはできないがEXHまでは十分可能で、また皿チョン対処なので終盤の減速箇所以外全てで適正緑数字プレイができるメリットがある。
4.【FHS】緑数字は適正のまま開始。BPM155へ加速する前に鍵盤でHS落とし、終盤のBPM134で皿チョン オススメ度★★★★☆
ロスは出したくないがHS調整はしたい人向け。
BPM100時のHS値からギアチェン後のBPM155とで緑数字が一致するHS調整は下記の通り。
BPM100時のHS値 | BPM155時のHS値 | 叩く白鍵数 |
---|---|---|
5.63 | 3.63 | 4回 |
4.22 | 2.72 | 3回 |
2.81 | 1.81 | 2回 |
1.40 | 0.90 | 1回 |
手順としては、
①【曲開始前】緑数字は変えず、普段のSUD+位置から一番近くなるHS値を上記表の左列から選択し、SUD+位置を調整
②【BPM155へ加速前】上記表の右列の回数分白鍵でギアチェンし中央列の値に落とす
③【終盤のBPM134】隙間で皿チョン
となる。
3番目の皿チョンと同様に減速箇所以外全てで適正緑数字プレイができ、且つロスが発生しないのでFCとスコアが両立できる。
デメリットとしては、上記表左列のHS値からずらして使うとその分BPM155時の緑数字がずれてしまう為、汎用性が低いという点。
表のHS値を設定した時のSUD+位置が普段の位置に近い人であれば有効。
音楽
音楽 / 弁士カンタビレオ
初出:pop'n music 17 THE MOVIE(ⅡDX:20 tricoro)
BPM:210-360
SP ☆5/☆10/☆12
DP ☆5/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
初出はポップン17のTHE MOVIE。ジャンル名のサイレントと呼ばれることが多い。ⅡDXには20 tricoroに連動イベントであるクプロ・ミミニャミ・パステルくんのみんなで宇宙戦争!!で移植。
ポップンでは最高難易度のレベル50で現在でも最強格に位置しているが、ⅡDXではANOTHER譜面は☆12と最高難易度ではあるものの、☆12では中の上程度の難易度に位置している。
BPMは210-360と表記上は振れ幅が大きいが、実際の所最後以外を切り取ると210-280であり、開幕の発狂がBPM280、真ん中のワチャワチャがBPM270、ふりかけと呼ばれる終盤の最難発狂がBPM260となっており、ここに緑数字を合わせる調整を開始前に行う。
1.【NHSorCHS】緑数字をBPM280に合わせ、ふりかけ前にSUD+をちょい降ろし、最後はSUD+外しorHS落とし
一番現実的な調整がこれ。BPM280でなくても270や275で合わせてもよい。
開始時BPMが245な為、開始前に調整する緑数字の値は「(合わせたいBPM)÷245×適正緑数字」にする。
(例:適正緑が300、合わせるBPMを280とすると最初に設定する緑数字は「280÷245×300=343」になる)
ふりかけのBPM260を迎える前にSUD+を気持ち少し降ろす
最後の加速に関しては、BPM290のタイミングが猶予広めな為、ここで再度調整を行う。
SUD+外しに関しては、白数字200程まで降ろしている人なら外した後360まで余裕持って認識可能な為有効。
HS値落としについては、CHSの場合白鍵1回分で調整するが、元のBPMが高い為2.00→1.50か1.50→1.00の2択になり、かなり遅くなってしまう。それでも一応速すぎて見えないという事態は回避できる。
NHSの場合はかなり細かい調整が可能で、開始前に緑数字を合わせたBPM次第にもよるが白鍵2or3個分落とすと問題なく認識できるHS値に落とすことができる。
2.【FHS】皿チョン2回でお手軽攻略!
というタイトルの動画があり、これに解説が載っている。
開始前の緑数字を「(合わせたいBPM)÷230×適正緑数字」で合わせ、最初の発狂後BPM230になったら皿チョン、最後の加速中にBPM290になったら皿チョンの計2回だけで済ませる方法で、タイトル通りお手軽。
この合わせたいBPMの値は260〜280の間で調整するのだが、260に近づく程終盤のふりかけ地帯が適正緑数字の値に近くなって、ふりかけ地帯以外が全体的に速くなる。逆に280に近づく程BPM270や280地帯が認識しやすくなり、ふりかけ地帯が遅くなる。
このように一長一短な為、どこを認識しやすくしたいかによって開始時の緑数字を決める事になる。
この方法のメリットとしては、曲中に鍵盤ギアチェンがなく皿チョンだけの対処になる為、開始時の緑数字と皿チョンするタイミングを覚えるだけでよく非常に対策が楽。
JOMANDA
JOMANDA / DJ YOSHITAKA
初出:jubeat copious APPEND(ⅡDX:20 tricoro)
BPM:90-300
SP ☆1/☆6/☆10/☆12
DP ☆6/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
jubeat copious APPENDで収録された楽曲。beatmaniaⅡDXでは20 tricoroのEXTRA限定イベントのLIMIT BURST jubeat copiousで登場。
当時のEXTRA出現条件は1st〜FINALでフェーズに合ったEXH、AAA等の条件を満たしつつ、3曲全て「初出がjubeatで後にIIDXに移植された曲」および「原典初出がjubeatであるリミックスまたはアレンジ曲」を選曲しクリアする、という条件だった。
BPM表記は90-300とあるがメインBPMは195で、真ん中で195から90へ緩やかに減速していき、90から300へ徐々に加速し、その後195に落ちるという展開になっている。
1.【CHS,NHS】SUD+を外して加速に対応し、BPM195に落ちる時にSUD+を付け直す
昔ながらの速い時はSUD+なしで、遅い時はSUD+ありでプレイするスタイル。
SUD+を外すタイミング
2パターンあり、イントロが終わったら外すか、BPM90に落ちる直前で外すかのどちらかを選択する。
前者の場合、余裕を持ってSUD+外しが可能になる為、ノーツの取り零しがなくなりEXHやFC狙い時で安定する代わりに、イントロ後からBPM90までがSUD+なし状態でのプレイになり、スコア狙いが困難である。
後者の場合、BPM90になる直前までSUD+が使える為スコアが上がりやすい代わりに、BPM90の直前の猶予が非常に短い為、素早くスタートボタンを2度押しする必要があり、ロスなくSUD+を外すのが困難である。
SUD+を付け直すタイミング
こちらも2パターンあり、サビが終わった後に付け直すか、BPM300からBPM195に落ちる直前で付け直すかのどちらかを選択する。
前者の場合、余裕を持ってSUD+付け直しが可能になる為、ノーツの取り零しがなくなりEXHやFC狙い時で安定する(外す時と全く同じ)代わりに、サビのBPM195地帯をSUD+なし状態でのプレイになり、スコア狙いには適さない(外す時とほぼ同じ)。
後者の場合、サビのBPM195でSUD+が使える為スコアが上がりやすい(外す時とほぼ同じ)代わりに、BPM300から195までの猶予が非常に短い為、素早くスタートボタンを2度押しする必要があり、ロスなくSUD+を外すのが困難である(外す時と全く同じ)
このSUD+の付け外し各2パターンから、自分の目的に合う手段を選択してプレイしよう。
練習次第ではロスなくプレイできる事から、理想形はBPM90に落ちる直前でSUD+を外し、BPM300から195に落ちる直前にSUD+を付け直す。
2.【CHS,FHS】BPM90に落ちる直前に鍵盤でHS値を落とし、BPM300から195に落ちる直前でHS値を戻す
1番目の方法ではSUD+を外す事になる事から目線の固定ができないが、この方法ではSUD+は付けたままになる為、常に同じ目線でプレイが可能であり、スコア向上が見込める。
1番目で述べたようにHS値を調整するタイミング的に猶予が非常に短い為、素早い動作を練習するか、ノーツを捨ててHS値調整に徹するかを選択する事になる。
HS調整前のBPM195と、HS調整後のBPM300とで緑数字が一番近くなるHS値は、CHSの場合下記4パターン。
BPM195のHS値 | BPM300のHS値 | 叩く鍵盤数 |
---|---|---|
3.75 | 2.50 | 5回 |
3.00 | 2.00 | 4回 |
2.25 | 1.50 | 2回 |
1.50 | 1.00 | 1回 |
FHSの場合は下記2パターン。
BPM195のHS値 | BPM300のHS値 | 叩く鍵盤数 |
---|---|---|
2.86 | 1.86 | 2回 |
1.43 | 0.93 | 1回 |
参考動画
1番目のSUD+外し付け直しで対処するDOLCE.氏の動画
2番目のHS変更で対処するZUBU氏
加速中にHS値を上げ下げして対処しているNorimiso氏の動画
TITANS RETURN
TITANS RETURN / L.E.D.
初出:REFLEC BEAT limelight(ⅡDX:19 Lincle)
BPM:194(LEGGENDARIA譜面のみ97‐194)
SP ☆2/☆4/☆8/☆11/☆12
DP ☆4/☆8/☆11/☆12
譜面 SPL(1P/2P) DPL
読み方はティターンズリターン。TITANはタイタンの読み方もあるが、曲名順ソートで並ばせるにティターンと読むのか正しい。
初出はREFLEC BEAT limelight。ⅡDXへは19 Lincleのリンクルリンクで移植収録され、27 HEROIC VERSEの第1回アリーナの報酬としてLEGGENDARIA譜面が追加された。
そのLEGGENDARIA譜面のみBPMが97-194のソフランになる。
SYNC-ANTHEM
SYNC-ANTHEM / Tatsh feat.星野奏子
初出:20 tricoro
BPM:160-166
SP ☆5/☆10/☆12
DP ☆6/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
20 tricoroの赤イベントだったLEGEND CROSSの、11 IIDXREDと18 Resort Anthem両作をテーマとした楽曲。
元ネタとして、11 ⅡDXREDではRED ZONE、GENOCIDE、太陽~T・A・I・Y・O~の3曲、18 Resort AnthemではANTHEM LANDINGとWISE UP!の2曲の計5曲のフレーズが組み込まれている。
Tatshは両作でEXTRA専用楽曲(GENOCIDEとANTHEM LANDING)を担当し、星野奏子は11 IIDXREDでbeatmaniaⅡDXデビューしたという経歴がある。
BPMは終盤までBPM160で展開し、2拍の休止を挟んでからBPM166に加速する。
何も対策しなかった場合
緑数字が3.6%ほど下がる為、緑数字300の場合は289まで下がる。
結構馬鹿にできない程スクロール速度が速くなってしまう為、前もって緑数字を大きくした状態で始めるか、下記に示す方法でギアチェンするかになる。
1.【FHS】加速後に皿チョン オススメ度☆☆☆☆☆
当然ながら大量のノーツを見逃す事になる為、ハードクリア以上のランプは見込めなくなる。
2.【NHS,CHS】加速前にSUD+を少し上げる オススメ度★★★★★
動作としては皿チョンと全く同じで、加速前にSUD+を上げて対処するというもの。一番シンプルで分かりやすい。
上げるSUD+の値としては白数字30程度になる為、意外と思い切り上げる必要がある。
それと付随するように加速後に目線が多少上がる事がこの方法のデメリットとなる。
3.【CHS✗FHS】加速前にFHSを解除してCHSに変更する オススメ度★★★★☆
クラシックハイスピードを採用している場合で、FHSとCHSを組み合わせてHS値を変更させる方法。
ハイスピ設定を変える時の動作として、FHSからCHSに切り替える際、FHS時のHS値から一番近いCHSのHS値が自動でセットされるという仕様が存在する。
例を上げると、FHS時のHS2.87の状態でCHSに切り替えるとHS2.75に変更され、FHS時がHS2.88の状態でCHSに切り替えるとHS3.00に変更される。
この仕様を利用して、僅かな猶予時間内にFHSからCHSに切り替え、HS値を落とすのがこの手法となっている。
このギアチェンを使う場合の、緑数字の変化が最小となるHS値の設定を下記表にまとめた。
FHS時のHS値 | CHSに変更後のHS値 |
---|---|
4.15 | 4.00 |
3.87 | 3.75 |
3.62 | 3.50 |
3.37 | 3.25 |
3.11 | 3.00 |
2.86 | 2.75 |
2.59 | 2.50 |
2.33 | 2.25 |
2.08 | 2.00 |
1.56 | 1.50 |
1.04 | 1.00 |
この方法のメリットとしては、曲中にSUD+位置を動かす事がない為、1曲通して同じ目線でプレイが可能であるという事。
デメリットとしては、恐らくこの曲でしか使われないであろう曲中でのFHS⇛CHSの切り替えという不慣れな動作を素早く行わなければならない為、失敗する可能性があるという事。
誤ってプレミアムフリー等で強制終了コマンドを叩いてしまう可能性もある
4.【NHS】加速前にハイスピ設定を1段階落とす オススメ度★★★★★
ノーマルハイスピード(NHS)を採用している場合にのみ使える手法。
HEROIC VERSEよりNHSの設定が20段階になり、設定値8(緑数字500)から20(緑数字260)までは緑数字を20刻みで調整できるようになっている。
これに関しては、現在のBPM値を参照し、各設定の緑数字になるようHS値を自動計算しているといった仕様である為、BPMによって同じ設定値でもHS値が異なったりする(ただし緑数字は固定)
という事からNHSはCHSやFHSと比べ鍵盤でのHS値調整が小刻みにできる場合がある為、本楽曲のような微妙なBPM変化曲で有用となる。
使えるNHSの設定値、HS値、変更後のNHSの値、調整前のBPM160と調整後のBPM166で緑数字がどれほど差が発生するかを下記表にまとめた。
変更前のNHS設定値 | 変更前のHS実数値 | 変更後のNHS設定値 | 変更後のHS実数値 | 調整後の緑数字差異 |
---|---|---|---|---|
20 | 4.21 | 19 | 3.91 | +10 |
19 | 3.91 | 18 | 3.65 | +9 |
18 | 3.65 | 17 | 3.42 | +8 |
17 | 3.42 | 16 | 3.22 | +8 |
16 | 3.22 | 15 | 3.04 | +7 |
15 | 3.04 | 14 | 2.88 | +6 |
14 | 2.88 | 13 | 2.74 | +5 |
13 | 2.74 | 12 | 2.61 | +4 |
12 | 2.61 | 11 | 2.49 | +3 |
11 | 2.49 | 10 | 2.38 | +3 |
10 | 2.38 | 9 | 2.28 | +2 |
9 | 2.28 | 8 | 2.19 | +1 |
8 | 2.19 | 7 | 1.99 | +30 |
これらより、NHSの設定値が高い状態ほど、BPM変化後の緑数字の差が大きくなり、9から8に落とす時の+1が緑数字変化が最小の値となる事がわかる。
そうでなくとも2や3程度の軽微な変化であれば十分利用可能な範囲と考えられる。
普段のLIFTやSUD+位置に近くなるHS設定を上の表から選んで使おう。
※下記サイトでHS値の計算を行ったが、端数処理の関係で実機と値が±0.01ズレる場合がある事は確認しています。
traveldiary624.blog.fc2.com
参考動画
2番目のSUD+ちょい上げで対応しているCR1SP氏の動画
3番目のFHS⇛CHSを使用しているNO4XTK氏の動画
4番目のNHS設定値を1つ落とし(11→10)で対応しているKKM氏の動画
STULTI
STULTI / MAX MAXIMIZER VS DJ TOTTO
初出:20 tricoro
BPM:90-182
SP ☆5/☆10/☆12
DP ☆5/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
BEMANI機種連動イベント「私立BEMANI学園」の解禁曲として登場。
BPM90-182とあるが、最序盤に5小節だけ90に落ち、そこ以外は全て182で展開する。
【CHS,FHS】BPM90に落ちたら黒鍵でHSを上げ、BPM182に戻る前に元に戻す
これ以外に本楽曲で対策を組む必要はないと言ってよい。
BPMがほぼ半分の値になる為、開始時のHS値を確認し、およそHS値が倍になるよう黒鍵で上げればよい。
無理な動作も求められないし、前もってメモしておくような事もない。なんならこのブログ見るプレイヤー層なら全員これ使ってるでしょ
ただし、ノーマルハイスピード(NHS)を使用している場合に限り、HS設定をBPM変化起こす曲中で変更を行うとHS値が壊れてしまう為、NHSの場合はこの手法は非推奨(厳密にはHS変更自体は使えるが調整があまりにも面倒で、労力に見合う程の効果はない)
DAY DREAM
DAY DREAM / Mutsuhiko Izumi
初出:GF4th/3rd(ⅡDX:20 tricoro)
BPM:80-300
SP ☆5/☆10/☆12
DP ☆6/☆10/☆12
譜面 SPA(1P/2P) DPA
初出はGF4th&dm3rdのENCORE STAGE楽曲であり、ⅡDXには20 tricoroのLIMIT BURST(EXTRA STAGE専用曲)枠で移植された。
何故かアリーナモードではSPNを投げるのが流行っており、ソフラン対策が完璧だとしても不規則なリズムに苦しめられて負けるというのが起こりうる譜面となっている。
人によって鍵盤でのHS値調整だったり、SUD+の付け外しだったり、皿チョンだったりと大きく異なるので、自分のプレイスタイルに合わせて最適解を探そう。
BPMの推移
80→300→170→90→170
丁度2倍であったり半分であったりする箇所がどこにもない為、暗算で緑数字を計算しようとしても結構難しい。
メインBPMは170なので、そこに緑数字を合わせていく必要があり、覚えるかメモをして身構えることになる。
また、BPM300になるタイミングと、170に落ちるタイミングは画像の通り。
300に加速するのはノーツの位置からではなく小節線上からである事に注意。
そしてオレンジ丸で囲った僅かな時間でギアチェンを行う事になる。
本記事はBPM80→300→170の過程でどう対処するかだけを考察します。
170→90→170に関しては、鍵盤でHS値を上げ下げするか、脳死で皿チョンするか、何も弄らないかのどれかでしかないので。
ただしノーマルハイスピードを使っている場合は曲中でのHS上げ下げは厳禁です。HS値が壊れてしまいます。
1.【FHS】全部脳死皿チョン(オススメ度★☆☆☆☆)
ギアチェンの回数を覚えてこなかった人、何も考えたくない人はこれで行きましょう。
相応の大量の取り零しが発生するが、全箇所で適正緑数字プレイが可能なのでストレスは低め。ハードやEXHは100%不可能。
2.【CHS、NHS】SUD+の付け外し(オススメ度★★★☆☆)
Rootageで採用されたノーマルハイスピード(20段階調整のアレ)か、HEROIC VERSEで復活したクラシックハイスピード(HS1.00とかHS2.25とかのアレ)を使い、昔ながらの早い時はSUD+を外し、遅くなる時にSUD+を付け直すアレ。
DAY DREAMではBPM300に加速する直前でSUD+を外し、BPM170に落ちる直前でSUD+を付け直す。
BPM300時では、SUD+とLIFTどちらも使っていない状態だとしてもHS2.00(緑292)か、HS2.25(緑259)が使える最大のHS値になる為、BPM170で適正緑数字になるようSUD+を降ろすとなるとLIFTなしでは白数字が400前後になってしまう。
普段からSUD+を深めに下ろしている人には問題はないが、そうでない人は普段より目線が大きくズレてしまい、スコアが取りづらくなるだろう。
SUD+をただ付けたり外したりするだけなので、練習すればロスを出さずに対処できるようになるというメリットがある。
勿論BPM300地帯をSUD+なしで見切る必要があるので、目線の移動に難が出るデメリットもある。
3.【FHS】鍵盤でHS値を上げ下げして調整(オススメ度★★★★★)
BPM300、170で使用するHS値を予め決めておき、各BPMに合わせたHS値を鍵盤で都度調整するというもの。
やり方自体は上記1文そのままなのでかなりシンプル。
この方法だとSUD+を常時付けたままプレイができ、目線が大きく変わるといった事がなくプレイし易くなるが、先述通り予め自分に合う設定を探し、メモする必要がある。ギアチェンの回数覚えてきたか
参考例として、鍵盤でHS値を調整した際のBPM300とBPM170とで緑数字の誤差が最小となるHS設定は下記表の通り。
BPM300時のHS値 | 叩く黒鍵数 | BPM170時のHS値 |
---|---|---|
0.65 | 1回 | 1.15 |
1.31 | 2回 | 2.31 |
1.96 | 3回 | 3.46 |
FHSを使用する以上、最初はBPM80に合った高いHS値が自動でセットされている。
その為、BPM300になる前にHS値を白鍵で調整しなければならないのだが、FHSの特性上鍵盤でのHS値調整は0.5刻みになる点は注意が必要。
※例:BPM300時のHSを1.31で採用。且つ、適正緑数字を300とした場合
⇛開始時のHS値は鍵盤で調整できるHS4.81(緑307)に設定。BPM300になる前に白鍵を7回叩きHS1.31(緑数字300)に落とし、BPM170に下がる際に黒鍵を2回叩きHS2.31(緑数字299)に上げる。
そして必ずしも上記表の値にする必要はなく、BPM170さえ適正緑数字にできればよいので、多少HS値を調整してSUD+位置を動かす事も可。
その場合当然ながらBPM300時の緑数字も多少増減する。
※例:HS1.31ではSUD+位置が普段より高い為、HS1.20を採用。且つ、適正緑数字を300とした場合
⇛開始時のHS値は鍵盤で調整できるHS4.70(緑298)に設定。BPM300になる前に白鍵を7回叩きHS1.20(緑数字312)に落とす、BPM170に下がる際に黒鍵を2回叩きHS2.20(緑300)に上げる。
3の結論
この手法を使う場合、下記3つを覚える必要がある。特に①が重要。
①開始前にセットする緑数字と、HS値(あるいは白数字)
②BPM300時のHS値(あるいは叩く白鍵の回数)
③BPM170になる前に叩く黒鍵の回数
先程の表の値を利用するのも良し、2つ紹介した例の値を丸パクリするのも弄るのも良し、各々試行錯誤していこう。
4.【FHS】緑数字を低く設定し、BPM170に下がる前に皿チョンする(オススメ度★★★★☆)
曲開始前にFHSでセットする緑数字値を敢えて小さく設定し、BPM300から170に下がる前に皿チョンした結果BPM170が適正緑数字になるよう調整する方法。
具体例として、開始前にFHSで緑数字を170でセットしておき、その後BPM80、300が処理できる程度に白鍵を沢山叩きHS値を落とす。
そしてBPM300の終わり際に皿チョンを行うとその時点では緑数字は170になるが、その直後のBPM170に落ちた時の緑数字が300になる。
要は、最初にセットした緑数字の約1.76倍の値がBPM170時の緑数字となる訳ですね。
緑数字の設定後、白鍵によるHS調整が忙しい為比較的面倒ではあるが、この手法最大のメリットとしてSUD+の位置を(例外を除き)任意の場所に設定してよいという事。
そして最大のデメリットとして、上記例外に当てはまる環境の場合この手法が使えないという事と、皿チョンをミスると一切のリカバリーが効かないという事の2点がある。
メリットは見たままなので割愛。デメリットを解説する。
デメリット①
「SUD+位置を任意の場所に設定してよい」の例外というのは、普段のSUD+の位置が比較的高め、適正緑数字が比較的小さい場合です。該当すればする程使える可能性が下がり、逆にLIFTを使っていたり緑数字が大きい場合は使える可能性が上がる。
この手法は、開始時のBPM80の時から緑数字を極端に小さく設定するというのが大きな特徴で、この設定時点でHSの値が10.0になって頭打ちとなり、本来予定していた緑数字がセットできなくなるという事態が発生し得る。
適正緑数字300を例に上げると、開始時緑数字170にセットする段階で白数字が224を下回った時点でHS値が10.00になる。
適正緑数字が280であれば、緑数字159にセットする段階で白数字が273を下回った時点でHS値が10.00になる。
LIFTを使っている場合はその値分上記の白数字の猶予が広くなるが、該当する人はこの時点でこの手法の選択肢はなくなるので、残念ながら他の方法を使いましょう。
逆に言えばSUD+を深めに下ろしている人であれば使える可能性は高いので、もう一つのデメリットをご覧下さい。
デメリット②
「皿チョンをミスると一切のリカバリーが効かない」というのは、BPM300で皿チョンするはずが間に合わずBPM170での皿チョンになってしまったというパターン。
当然BPM170で緑数字がそれはもう低い状態になってしまうので超高速スクロールうんちっちゲームが始まる。
焦って白鍵でHS値の再調整に入っても普段の緑数字に近い設定が見つかる可能性は低く、FHSの設定そのものを沢山のノーツを見過ごしながら行わなければならない。アリーナでやらかしたら練習するかトイレに行きましょう。
4の結論
SUD+そんなに高くない且つ皿チョンに自信ニキにはオススメ。SUD+の場所が任意なのは非常に強みな方法です。
参考動画
アリーナで投げられがちなSPN。BEATNIK氏の4個落ち(正規)
2番目のSUD+付け外しで対処するDOLCE.氏
3番目の手法を緑数字設定の計算式まで載せて詳しく解説しているno4xtk氏の動画
4番目の皿チョン解説動画
DAY DREAMといえば紅茶氏